2015年6月3日水曜日

マン島への旅2015.06.02<レシプロエンジン、空へ編>~空~

機上の人、です。はい。

人生初のプロペラ機(∩´∀`)∩



僕がカメラ片手に乗り込んできたのを、ちょっと不思議そうに見てた隣のビジネスマンと目が合って「ハイ(*´▽`*)」と挨拶。

ぶるるるん。健気に、でも力強くプロペラが始動して。
思ったよりも鋭い加速、空へ。

離陸直後に、窓の外の景色が珍しくて、写真を撮っていたら。
隣のビジネスマンが、「ほら、あれはオリンピックスタジアムさ(^_-)」と教えてくれた。



・・・ふと思い返してみると。
そういえば、僕はこれまでのマン島への旅の中で。
たくさんの人に、こんなふうに自然に、当たり前のように親切にされてきて。

でも反対に、悪意を持って例えばそう、ちょっとぶつかって悪態を吐かれた、とか。
そんな経験がほとんどないことに気付いた。


それよりも、ほんとうにちょっとしたこと。

地下鉄のドアに引っかかって、バックバッグを押してくれたり。
降りるときに、さりげなく道をあけてくれたり。
目が合うと、お互いに「ハイ(*´▽`*)」と見知らぬ同士で挨拶したり。

そんなことが、たくさん、たくさん、毎日溢れていることに今更ながら。。。


イミグレーションでイライラされたり。ホテルのフロントでもそれはあったけど。
まぁ僕が、英語が出来ないってことだからだけで(;´・ω・)。

マン島ではマーシャルの仕事として、ヘリコプターの着陸サイトの誘導をしてるときに、少年に一度悪態を吐かれただけ、かな。

あれがこうやって現地にきて唯一といえば唯一の、人からの悪意、だったかも。

それだけ。たったそれだけ。


嫌な思いが皆無っていうのは、すごいことだなぁと、あらためて思った。


だいたい、マーシャルの仕事をしていてすら、いろんな場面で様々な立場の人から、「Thank you (^_-)-☆」と言われたことばかり。
衝撃的だった、あの、出火したバイクを僕が消し止めたときの、チームの人(しかも海外遠征の!)からレース運営のお偉いさんまでもが、僕にわざわざ感謝の言葉を述べにきたことや。
ヘリコプターの誘導をしたら、パイロットの人にやっぱり、ありがとうと言われたこと。

感謝を、一言でも、必ず言葉にすること。


そして。
マン島の皆はいつも、僕に変わらず親切に接してくれる。
蘇格蘭で出会った皆もまた、誰もが笑顔で僕に親切にしてくれた。
なんでこんなに?!って、こちらが思うくらい。

こうして英国や蘇格蘭、そしてマン島を旅するごとに。
どんどん、この地が好きになっていく。


さぁ、間もなく、マン島に到着。
今回はまた、どんな人たちに会えるかな(*´▽`*)
そして変わらず僕を迎えてくれる、マーシャル仲間たちにも、会えるのが、楽しみ(∩´∀`)∩

マン島への旅2015.06.02<ロンドン乗り換え編>~夢よ急げ~

さて。

ヒースロー空港に更にちょい遅れで、英国時間15:54に到着し。
祈りながら税関へ・・・って余裕(?)ですんなりパス。

やっぱり、今までの三回は一か月以上の滞在期間、そしてヘルメットその他の怪しい荷物の数々、でイミグレーションで怪しまれてたんだろうなぁ(;´・ω・)
と妙に納得。今回はちょい山登りぃな格好ではあるけれど、二週間の滞在だしね。

で。

とにかく移動時間が読めないので、お金払ってでも早く!速く!で急行(?)乗ったらなんと、21ポンドも取りやがった(ノД`)・゜・。
まぁおかげでロンドン中心部まで15分で着いた・・・けど高すぎじゃ(-_-;)?


持参したオイスターカード(ま、こっちの地下鉄のスイカ、みたいなもん)をチャージして(ちゃんと日本語表示に切り替えできる)、迷路のような地下鉄を乗り継ぎ、ナントカ一時間前にロンドンシティ空港に到着。

が。

当然、ここまで周りは外人だらけ(いや、僕が周りにとってガイジン、な訳で)。
空港のスタッフも日本語出来る人なんているわけもなく、しかし僕のE-チケットは日本語で書いてあ
るため、スタッフの方も???で、数人の方々が僕の印刷してきた用紙を眺め、こそこそ相談しながら、チケットを発券し、荷物預かりもアテンドしてくれましたとさ(^^♪


ま、なんとかなるもんです。はい(/・ω・)/

マン島への旅2015.06.02<機内のワインで泥酔い編>~風に立つライオン~

さだまさし、いいっすよねぇ(´~`)
このところ良く、仕事の行き帰りなんかに、この歌を聴いていたりしてました。


さて。なんだかんだと、無事に成田を発ち。二時間待って機内食も堪能し。


さすがにここまでの

・準備に追われ寝不足←自業自得
・高速バスで仙台~成田空港で眠れず寝不足←貧乏の勝ち
・エコノミークラスの席で寝不足に次ぐ寝不足に追い打ちの・・・←貧乏が偉い!

という、普段はリアエンジン2シーターのマニュアルトランスミッションであるところのスポーツカー(はい、ここ、笑うとこ(∩´∀`)∩)で数百キロ走りつつ車中連泊するなんてことが日常なこの僕でも、自由に出来ない膝の痛みに、エコノミー症候群、なんていう言葉が頭を掠めつつ、嗚呼だんだんと瞼が・・・
ワインも空けたしね。
寝不足+高度三万フィート以上でのコレは、効きますわ(+o+)


で。

目覚めた機内。

時計を見ると、日本時間では午後六時過ぎ。でも英国は‐8時間だからまだまだ午前中で。
このまままた寝てしまうと夜十時近くにマン島にたどり着いたら今度は眠れなくなっちゃう(ノД`)・゜・。

明日から早速お仕事、だしね。大丈夫かな、ジブン(;´・ω・)?


なので、機内で映画を、、、えぇ、僕が大好きなさだまさしのこの曲をモチーフにした今年公開だった「風に立つライオン」を観たわけです。はい。


まぁ歌詞の内容からだいたい、物語も想像はついてはいたんだけれど。
主演が大沢たかお、というところからして、ハッピーエンドぢゃない予感もしてたし( 一一)
とってもいい物語でしたが。
彼が銃を手に「俺は医者だから撃たない!」なんて叫んじゃうところで、作ったのが日本人だなぁ、と思ってしまう、僕。

数年前に観た、「マシンガン・プリーチャー」という映画が、ここのところ僕にはぐっさりと、心に刺さっているんですけれど、ね。その物語を思い出して。

これら二本の映画を対比して、個人的に、あくまで僕個人的に、どうしてもその、大沢たかおが叫んだそのシーンにだけ、なんか、同意出来ないというか。。。わかるんですけれども、物語的には。
でも、自分の感覚としての、違和感。


・・・今回、一度は諦めた、マン島行きを決断したのは。

2013年の松下さんとのことや。あの旅で出会った、今はもう居ない幾人かの人のこと。
仙台に戻ってようやく、落ち着いたところで連絡を取ろうとした仲間が、すでにいなくなってたと最近偶然に知ったこと。
他、周りでたくさんの人が、旅立ったこと。

そんなことが、僕の気持ちを後押しというか、「この機会を逃すと、次は無い、ってことがたくさんあるんだ」という気付き、みたいなことになったからで。


あ、別に暗いハナシぢゃないっすよ(;´・ω・)

もちろんまだワインの酔いがあって書いてますけれども、この日記。

とにかく、もうたぶん、今この時しか出来ないこと。
それをやれるチャンスがある(作れる)のだから。行こうと。

そんなことを今改めて、iPodに入れてあるこの歌を聴きながら、思い返してみたりするんでありやすわ(^-^)